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卵巣がんの治療法

手術(デブリッキング)

手術の主目的は癌のステージを確定し、可能な限り腫瘍を除去することです。腫瘍が1cm以下に残るように切除し、これをデブリッキングと呼びます。婦人科腫瘍専門医(婦人科腫瘍学者)に受診することが推奨されます。卵巣や子宮を摘出した場合、将来的な妊娠は不可能となり、閉経前であれば人工的に閉経が訪れます。術後の入院は通常3〜7日で、日常生活への復帰は4〜6週間かかります。

化学療法

化学療法は手術後に行う二次治療で、がん細胞を死滅させる薬剤を投与します。主に静脈内投与が用いられますが、腹腔内注入(IP)、筋肉内注射、経口投与も併用されます。3週間サイクルで複数薬剤を組み合わせ、がん細胞周期の異なる段階を狙います。

副作用として、正常細胞(赤血球・白血球・毛根・血小板)も障害され、貧血、嘔吐、下痢、悪心、白血球減少、脱毛、一時的な血小板減少による出血などが起こります。

放射線療法

卵巣がんは診断時に腹腔内へ広がっていることが多く、放射線療法は限定的にしか適用できません。局所的に卵巣やその周囲に留まっている場合に、高エネルギーX線で腫瘍を照射します。ただし、腎臓・肝臓・小腸などの臓器が放射線量に耐えられないため、適応は慎重に判断されます。放射線は外部装置による照射か、腹腔内に放射性物質を注入する方法があります。

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