卵巣嚢胞の原因と診察時期
卵巣嚢胞の主な原因
卵巣に嚢胞ができる原因はさまざまです。以下に代表的なものをまとめました。
ホルモンバランスの乱れ
月経周期でのホルモンの変動が不調和になると、卵巣に嚢胞が形成されやすくなります。特に多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、ホルモン異常が原因で嚢胞が多数できる代表例です。
妊娠
妊娠中にできる嚢胞は「黄体嚢胞」と呼ばれ、通常は妊娠が終わると自然に消失します。
子宮内膜症
子宮内膜組織が子宮外に増殖する子宮内膜症でも、卵巣に嚢胞(子宮内膜症嚢胞)ができることがあります。
骨盤炎症性疾患(PID)
女性の生殖器官が感染を起こすPIDは、卵巣に炎症性嚢胞を形成することがあります。
特定の薬剤使用
不妊治療薬のクロミフェン(商品名:クロミッド)など、一部の薬剤は卵巣嚢胞の発生リスクを高めます。
診察のタイミング
以下のような症状や状況がある場合は、早めに産婦人科を受診しましょう。
- 下腹部の持続的な痛みや違和感
- 月経周期の著しい変化
- 不妊治療中で嚢胞が疑われる場合
- 妊娠中に異常な腹部膨満感や出血があるとき
早期発見・適切な管理が、合併症の予防につながります。
