IORT(術中放射線療法)とは何か?
IORT(術中放射線療法)とは
IORT(Intraoperative Radiation Therapy)は、手術中に腫瘍部位へ直接放射線を照射する治療法です。腫瘍に高線量を集中させ、正常組織への被曝を最小限に抑えることができます。
IORTの実施方法
手術中に外科医が腫瘍を切除した後、放射線治療技師が専用の装置で腫瘍床に高線量の放射線を一回の照射で届けます。照射時間は通常30分以内で完了します。
IORTのメリット
- 高線量照射が可能:腫瘍のコントロール率が向上し、再発リスクが低減します。
- 正常組織への影響が少ない:皮膚損傷や脱毛、倦怠感などの副作用が軽減されます。
- 治療回数が1回で完了:従来の外部照射と異なり、複数回通院する必要がありません。
IORTのリスク
- 出血
- 感染症
- 皮膚損傷
- 脱毛
- 倦怠感
これらの副作用は軽度で一時的なことが多く、数週間で改善します。
適応対象者
IORTは、腫瘍が限局している早期癌(乳癌、肺癌、脳腫瘍など)に適しています。担当医が最適な治療法と判断した場合に提案されます。
検討する際のポイント
IORTを受けるかどうかは、治療のメリットとリスクを医師と十分に相談した上で決定してください。手術の進行状況や腫瘍の特性によっては、他の放射線療法が適切な場合もあります。
