卵巣がんの主なタイプと特徴
卵巣がんは卵巣自体だけでなく、卵管や腹膜など生殖器系のさまざまな部位に発生します。組織の起源や形態に基づき、30種類以上に分類されますが、ここでは代表的なタイプを分かりやすく解説します。
上皮性腫瘍(Epithelial)
卵巣の表面を覆う上皮組織から発生するがんです。年齢が上がるほどリスクが高まり、特に60歳以上の女性に多く見られます。
生殖細胞腫瘍(Germ Cell)
卵子を作る生殖細胞から発生する腫瘍で、若年層に多く、30歳未満の女性に頻発します。
性索間質腫瘍(Sex Cord Stromal)
卵巣を支える結合組織や、エストロゲン・プロゲステロンを産生する細胞から発生します。比較的稀で、初期は軽い腹部不快感程度しか感じないことがあります。
原発性腹膜癌(Primary Peritoneal Carcinoma)
米国がん協会によると、上皮性卵巣がんに類似したがんで、骨盤・腹部の腹膜に発生します。卵巣を摘出した女性でも起こり得ます。
卵管がん(Fallopian Tube Cancer)
卵管、すなわち卵子が卵巣から子宮へ運ばれる通路に発生する稀ながんです。
奇形腫(Teratoma)
生殖細胞がんの一種で、胎児の三胚葉(外胚葉・中胚葉・内胚葉)に相当する組織を形成します。歯や骨、毛髪が混在した腫瘍ができることがあり、18歳未満の若年女性に多いですが、妊娠可能年齢の女性全般に見られます。
