卵巣がん予防のポイント
卵巣は骨盤内に位置し、女性ホルモンの生成や受精待機中の卵子の貯蔵を行う重要な生殖器です。女性は子宮の左右にそれぞれ1つずつ、計2つの卵巣を持ちます。卵巣がんのリスク要因は様々で、予防できるものとできないものがあります。ここでは、リスクを下げるために実践できる具体的な方法をご紹介します。
食生活の改善
肥満は卵巣がんのリスクを高める要因のひとつです。BMIが26以上は肥満とみなされます。リスク低減のためには、飽和脂肪酸の少ない食品を選び、1日5皿以上の野菜や果物を摂取し、豆腐や納豆など大豆製品を取り入れることが推奨されます。
予防的卵巣摘出術(予防的卵巣切除)
家族に卵巣がんの既往がある場合、リスクを大幅に下げる手段として予防的卵巣摘出術が検討されます。手術で両卵巣を除去しますが、卵巣がなくても腹腔や骨盤でがんが発生する可能性は残ります。手術前にがんリスク評価を受け、特に将来妊娠を希望する若年女性は慎重に判断してください。卵巣摘出後は不妊となり、ホットフラッシュや心血管疾患リスク増加、性欲低下などの副作用が生じることがあります。
経口避妊薬の使用
長期間にわたる経口避妊薬の使用は、卵巣がんのリスクを低減することが報告されています。使用を中止した後も、リスク低減効果は最大で25年続くとされています。
卵管結紮(卵管結紮術)
子どもをこれ以上望まない女性が選択する不妊手術の一つが卵管結紮です。卵管を結紮して卵子が子宮へ届かないようにすることで、卵巣がんのリスクが低下すると考えられています。
まとめ
食事の見直し、適切な手術選択、避妊薬や卵管結紮の活用など、生活習慣や医療的介入を組み合わせることで卵巣がんのリスクを効果的に下げることができます。自分に合った予防策を医師と相談し、実践していきましょう。
