卵巣がん予防に効果的な食品
卵巣がんとは
国立がん研究所のデータによると、卵巣がんは女性の卵巣組織に発生するがんで、致死率が高いことがあります。2002〜2006年の調査では、10万人女性あたり13.1人が診断されました。治療法は化学療法、手術、放射線療法、ワクチン療法、免疫療法などがありますが、食生活の改善と適度な運動でリスクを下げることが可能です。
がん予防に役立つ植物化学物質
特定の食品に含まれる植物化学物質(フラボノイドなど)は卵巣がんの予防に寄与するとされています。例として、以下の成分が挙げられます。
- フェノール化合物:大豆、穀物、にんにく、緑茶などに含まれる。
- イソフラボン:亜麻仁、大豆、豆類に豊富。
- その他:モノテルペン、オルガノスルフィド、インドール、カロテノイド、イソチオシアネート。
カロテノイドとリコピンの効果
アメリカがん協会によれば、カロテノイドやリコピンは卵巣がんリスクを低減する可能性があります。International Journal of Cancer に掲載された研究では、毎日十分な果物・野菜を摂取した女性は、カロテノイド・リコピンが不足している女性に比べてリスクが低いことが示されました。特にトマトソースと生のにんじんの摂取が有効とされています。これらの成分はDNA損傷の防止、炎症抑制、細胞増殖の調整に寄与します。
その他の推奨食品
以下の食品も卵巣がん予防に役立ちます。
- 全粒穀物:ライ麦、小麦、オート麦、大麦、米、トウモロコシなど。
- アリウム野菜:ねぎ、玉ねぎ、エシャロット、にんにく、チャイブなど。
- 豆類:大豆、リマ豆、ピーナッツ、ひよこ豆、エンドウ、キドニービーンズなど。
サプリメントに関する注意点
ハーバード医科大学のダニエル・W・クレーマー博士の研究では、必要なビタミン・ミネラルを満たすためだけにマルチビタミンを摂取すると、卵巣がんのリスクが上昇する可能性が指摘されています。そのため、ビタミンやミネラルは食事から摂取することが重要です。カロテノイドが豊富な食品(トウモロコシ、ほうれん草、ピザソース、オレンジ、ブロッコリー)を積極的に取り入れ、必要に応じて医師と相談の上でサプリメントを選びましょう。
