|  | 健康と病気 >  | がん | 卵巣がん

ステージ4卵巣がんの予後と生存率

ステージIV卵巣がんとは

ステージIV(T任意、N任意、M1)は卵巣がんの最も進行した段階です。この段階ではがんが肝臓や肺、腹膜腔外の臓器へ転移しています。胸水(胸腔内の液体)にがん細胞が検出されることも、ステージIVの証拠となります。

5年生存率

がんの予後は、診断時のステージとがん種に基づく5年生存率で評価されます。卵巣がんの場合、ステージIVの5年生存率は約17.5%です。5年生存できた患者は、がんによる死亡リスクが大幅に低下します。

平均余命

米国の『Annals of Internal Medicine』に掲載された研究によると、ステージIV卵巣がん患者の中央値余命は約2.95年です。この研究は、5年生存率の予測と、54歳で診断された患者の平均生存期間(1.97年)をもとに算出されています。ステージI〜IIIから進行した患者は、平均で1年余分に生存期間が延長されるとされています。

年次別生存率

ステージIV卵巣がん患者の生存率は、時間の経過とともに徐々に上昇します。主なデータは以下の通りです。

  • 診断後1年:17%
  • 2年目:24%
  • 3年目:30%
  • 4年目:47%
  • 5年目:56%

統計情報

卵巣がんの診断は早期(ステージI・II)では全体の約19%にとどまります。一方、75%の患者がステージIIIまたはIVで診断されます。1975年から2009年にかけて5年生存率はわずか8%上昇し、1999年以降、女性のがん死因の第5位に位置しています。

卵巣がん - 関連記事