卵巣が腫れる原因は何ですか?
卵巣が腫れる原因はさまざまです。以下に主な原因とそれぞれの特徴をまとめました。
卵巣嚢胞
卵巣嚢胞は卵巣にできる液体で満たされた嚢です。ほとんどは良性で、サイズは数ミリから数センチまで様々です。大きな嚢胞は卵巣を腫らせ、骨盤痛、膨満感、生理不順などの症状を引き起こすことがあります。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
PCOSは生殖年齢の女性に多く見られるホルモン異常で、卵巣に多数の小さな嚢胞ができるほか、ホルモンバランスの乱れや月経不順を伴います。卵巣が肥大し、腫れを感じることがあります。
卵巣腫瘍
卵巣腫瘍は良性と悪性に分かれます。線維腫や嚢胞腺腫といった良性腫瘍でも卵巣が腫れることがあります。悪性腫瘍(卵巣がん)の場合は、腫れに加えて体重減少、倦怠感、排泄習慣の変化などの全身症状が現れることが多いです。
感染症
卵巣や卵管の感染(骨盤内炎症性疾患・PID、卵管炎など)は腫れと痛みを伴います。早期の抗生物質治療が重要です。
異所性妊娠
受精卵が子宮外、主に卵管に着床すると異所性妊娠となり、卵巣が腫れて腹痛、膣出血、吐き気などの症状が出ます。緊急処置が必要です。
子宮内膜症
子宮内膜に似た組織が卵巣や骨盤内に増殖すると子宮内膜症となり、卵巣が腫れて痛みを伴うことがあります。
卵巣捻転
卵巣が靭帯に巻きつき血流が遮断されると卵巣捻転が起こります。急激な激しい疼痛とともに卵巣が腫れ、緊急手術が必要です。
