放射線治療中の皮膚ケア
放射線治療では皮膚の赤み、かゆみ、色素沈着などの刺激がよく見られます。症状は治療開始から2〜3週間後に表れ、治療終了後数週間で徐々に改善します。がんそのものとは関係なく、放射線が皮膚に与える一時的な影響です。
皮膚刺激はよくある副作用です
放射線治療の副作用として、皮膚が赤くなったり乾燥したりしますが、通常は深刻な問題ではありません。適切なケアで症状を軽減できます。
使用すべき製品
医師が推奨する低刺激・保湿性の高い石鹸やクリームを使用してください。香料が強い製品やアルコールを含むものは避け、金属(アルミニウム)を含むデオドラントや制汗剤も照射部位には使用しないようにしましょう。
行うべきこと
- ぬるま湯で1日1回だけ入浴し、柔らかいタオルで優しく押さえるように拭く。
- SPF15以上の日焼け止めを必ず使用し、直射日光はできるだけ避ける。
- ゆったりした綿やシルクなどの柔らかい衣服を着用する。
- 医師が指定した保湿剤で皮膚を保湿する。
- バランスの取れた食事と十分な水分摂取を心がける。
- 強い洗剤や化学薬品から皮膚を守る。
避けるべきこと
- 熱すぎる湯での入浴や長時間の浸すこと。
- 強くこすったり、タオルで擦ること。
- 日焼け止めを塗らずに外出すること。
- 放射線照射前に大量の保湿剤を塗ること。
- 温熱パッドや氷嚢を照射部位に直接当てること。
- 締め付けの強い衣服やかゆみを伴う素材。
- テープや絆創膏を直接貼ること。
- シェーバーでの過度なシェービング。必要なら電気シェーバーを使用。
- 冬場に室内を過度に暖めすぎること。
皮膚の「リコール」現象
放射線治療と同時に化学療法を受けている場合、放射線による皮膚刺激が再燃することがあります。これは皮膚が放射線の影響を「記憶」しているためですが、重大な問題ではありません。症状が出たら担当医に報告し、治療中と同様のケアを続けてください。
