放射線性骨髄障害の概要と対策

一過性骨髄障害(Transient Myelopathy)

ホジキン病の放射線治療を受けた患者の10〜15%で報告されています。主な症状は、脊髄に沿って上下に走る電気ショック様の感覚で、体を動かすと悪化しやすく、腕や脚にまで広がることがあります。

一過性骨髄障害の治療と経過

症状は時間とともに徐々に軽減し、放射線治療完了後1〜9か月で自然に消失することが多いです。特別な薬物療法は必要ありませんが、過度な身体活動は控えることが推奨されます。

進行性・遅発性放射線骨髄障害(Progressive or Delayed Radiation Myelopathy)

遅発性骨髄障害の患者は、脚のしびれや排尿・排便機能の障害を訴えることが多く、痛みはほとんど報告されません。

遅発性放射線骨髄障害の予後

症状は時間とともに進行し、ほとんどが不可逆的です。早期発見と適切なリハビリテーションが重要ですが、完全な回復は期待できません。

運動ニューロン症候群(Motor Neuron Syndrome)

放射線骨髄障害に伴うまれな合併症で、両側の脚に限局した筋力低下、筋萎縮、反射低下が見られます。この症候群も不可逆的で、長期的な機能障害が残ります。

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