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消化管内の脂肪が関与する現象とは?

脂肪が消化管に与える主な影響

胃排出の遅延

脂肪は胃内容物の排出を遅らせ、満腹感や満足感を長く保ちます。このため、脂肪分の多い食事は食欲抑制や体重管理に利用されることがあります。

腸内での栄養吸収の増強

脂肪は脂溶性ビタミン(A、D、E、K)やカルシウム、鉄などのミネラルの吸収を助けます。これにより、これらの栄養素の利用効率が向上します。

コレシストキニン(CCK)の分泌促進

脂肪が小腸に到達すると、ホルモンであるコレシストキニン(CCK)が分泌されます。CCKは胆嚢に胆汁放出を指示し、脂肪の消化を助けると同時に、胃排出をさらに遅らせ、腸の蠕動運動を活性化します。

ミセルの形成

胆汁酸、リン脂質、脂肪酸が混合すると、ミセルという微小な球状構造が生成されます。ミセルは脂肪を水溶性に変え、消化管全体での輸送を容易にします。

脂肪便(ステアトリア)

脂肪が十分に吸収されないと、便中に脂肪が残り、脂肪便(ステアトリア)となります。原因としては、吸収不全症候群、膵炎、セリアック病などが挙げられます。

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