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精巣組織病理とは何か?

精巣組織病理の概要

精巣組織病理は、精巣から採取した組織標本を顕微鏡で観察し、構造や細胞成分、異常の有無を評価する検査です。主に不妊症や精巣の腫れ・疼痛、未降精巣、腫瘍など、男性の生殖健康に関わるさまざまな疾患の診断に用いられます。

主な適応例

  • 不妊症:セルトリ細胞のみ症候群やクラインフェルター症候群など、精子産生障害の原因を特定します。
  • 精巣の疼痛・腫脹:精巣炎、附属精巣炎、腫瘍などの鑑別に役立ちます。
  • 未降精巣(潜在精巣):組織の発育状態や健康度を評価します。
  • 腫瘍:良性と悪性の鑑別、腫瘍のタイプやステージの判定に重要です。

検査手順

1. 組織処理

採取した組織標本は固定・脱水・埋込などの処理を経て、顕微鏡観察に適した薄切片に作られます。

2. 染色

ヘマトキシリン・エオシン(H&E)などの染色剤で染め、細胞や組織構造を明瞭にします。

3. 顕微鏡観察

病理医が顕微鏡で切片を評価し、以下の項目を中心に観察します。

  • 精細管:形態・サイズ・精子の有無を確認。
  • ライディッヒ細胞:数と形態を評価し、テストステロン産生の状態を把握。
  • セルトリ細胞:健康状態と数をチェック。
  • その他の細胞成分:異常細胞や病的構造の有無を検出。

診断報告

組織病理報告書には、顕微鏡所見の詳細と診断結論が記載されます。これに基づき、適切な治療方針の立案や経過観察が行われます。

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