初期症状

視覚変異型アルツハイマー病の患者は、視力が低下したり「見えているが読めない」などの訴えで眼科を受診します。また、奥行き感覚がうまく取れないと感じることもあります。

診断のポイント

眼科検査で視力や屈折異常が正常でも、視覚的な困難を訴える場合、医師は神経系の問題、特にアルツハイマー病を疑うことがあります。

専門家の見解

米国眼科学会が2009年に実施した研究(10例)によると、視覚変異型患者は読字・筆記の困難、不要な視覚情報の無視、色付き数字の識別、複雑な画像の解釈に問題を抱えていました。これらは、後期のアルツハイマー患者が顔認識に苦労する原因とも関連しています。

診断の確定方法

神経心理学的テストや磁気共鳴画像(MRI)で視覚変異型の根拠が得られます。2004年2月号『Ophthalmology』に掲載された研究でも、MRIが正常でもPET(陽電子放射断層撮影)が有用であると報告されています。

病気の進行

ジョンズ・ホプキンス・メディシンによると、視覚変異型患者の多くは最終的に記憶障害や他の認知症症状を呈します。また、記憶障害が先行して現れたアルツハイマー患者は、後に視覚障害が出現することが知られています。