食欲不振と髪の成長

メイヨークリニックによると、神経性無食欲症(摂食障害)は食べ物や体重に対する執着が特徴です。患者はBMIで正常範囲よりも低い体重を維持しようとします。アラスカ州の臨床ソーシャルワーカーで30年以上の経験を持つヘレン・S・クレイグ氏は、神経性無食欲症を「自己飢餓」と表現しています。

摂食障害を抱える人は、カロリーを極端に制限するだけでなく、栄養バランスの取れていない食事を続けがちです。その結果、体は必要な栄養素を十分に供給できず、正常に機能できなくなります。全米摂食障害協会(NEDA)によれば、体は「サバイバルモード」に入り、エネルギーを節約するために代謝を低下させます。この生理的変化は、時に命に関わる深刻な健康問題を引き起こします。髪の成長も、神経性無食欲症の影響を受けやすい身体機能の一つです。

栄養不足

  • メイヨークリニックは、タンパク質や鉄分が不足した食事は抜け毛の原因になると指摘しています。摂食障害患者、特に無食欲症の患者に抜け毛はよく見られます。

代謝の低下

  • 人間の体は食事から得たエネルギーで動く機械です。摂取カロリーが不足すると、全身の機能がエネルギー節約のためにスローダウンします。NEDAは、まず必須機能にカロリーが配分され、髪の成長は後回しにされると説明しています。

脱水

  • 水分は健康的な食生活に欠かせません。果物や野菜の水分からも多く摂取しますが、無食欲症患者は脱水状態に陥りやすいです。NEDAは、乾燥した髪や皮膚、抜け毛を無食欲症の一般的な症状として挙げています。

寒冷への適応

  • 十分なカロリーがないと体温を一定に保つことが難しくなります。メイヨークリニックは、無食欲症患者が体を温めようとして柔らかい産毛(ラヌゴ)を生やすことがあると報告しています。

髪の変化は症状の一部に過ぎない

  • メイヨークリニックによれば、髪が細くなる、もろくなる、抜けるといった症状は無食欲症の代表的な身体症状です。しかし、無食欲症は髪だけでなく、爪が割れやすくなったり、皮膚が乾燥したりと多岐にわたる影響があります。

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