朝に息切れが起きる原因とは?
息切れ(呼吸困難)は、心臓や肺の疾患など、他の状態の症状として現れることが多いです。特に朝に息切れを感じる場合、以下のような原因が考えられます。
喘息
喘息は気道が狭くなり腫れることで空気の通りが悪くなり、粘液が過剰に産生されます。その結果、呼吸がしにくくなり、ぜん鳴や咳、胸部の締め付け感が生じます。喘息による息切れは、朝方や深夜に悪化しやすいです。小児期に発症することが多いですが、思春期や成人でも発症します。根本的な治癒はなく、長期的な管理が必要です。
肺気腫
肺気腫は肺胞が徐々に破壊される慢性肺疾患です。肺胞が減少すると、酸素が血流に取り込まれる量が減少し、常に息切れを感じます。安静時や朝方に特に強く現れることがあります。肺胞の損傷は不可逆的で、進行を遅らせる治療が中心です。
心不整脈
心不整脈は心拍が不規則になる状態で、頻脈・徐脈・不整なリズムが見られます。心拍が十分に速くない場合、全身への血液供給が不足し、息切れが起こります。症状は朝でも起こり得ます。軽度のものから生命を脅かす重症まで幅があります。
貧血
貧血は赤血球やヘモグロビンが不足し、組織への酸素供給が低下する状態です。軽度の貧血では症状が出にくいものの、進行すると酸素不足を補うために呼吸が早くなり、息切れを感じます。朝に症状が強く出ることがあります。
妊娠
妊娠中、とくに第3トリメスターでは子宮が拡大し肺や横隔膜を圧迫します。その結果、深く呼吸しにくくなり、息切れを感じやすくなります。朝だけでなく、日中や夜間にも起こります。
