ネブライザー治療時の呼吸指示はどのようにすべきか?
ネブライザーは、薬剤を微細な液体ミストとして吸入させる専用の吸入装置です。主に乳幼児や子どもの喘息治療、重症の成人にも使用されます。ミストはチューブを通じてマスクまたはマウスピースへ供給され、適切な呼吸法を行うことで薬剤が肺に十分に届きます。
1. マスクまたはマウスピースの装着位置
- 幼児の場合:マスクを鼻と口にしっかりと合わせ、後頭部のゴムバンドで固定します。
- 年長児・ティーンエイジャー・成人の場合:マウスピースを歯の間に挿入し、唇でしっかりと密閉します。タイプによっては、バルブに指をかざすとミストが出始めるものがあります。
2. 呼吸法と注意点
- 治療開始時に、患者はできるだけ完全に息を吐き出します。その後、マスクまたはマウスピースからミストが流れ込んだら、口からゆっくり深く吸い込みます。肺が満たされたら2〜3秒間息を止め、薬剤が気道に行き渡るようにします。この呼吸サイクル(吐く→吸う→止める)を薬剤が尽きるまで繰り返します。通常、治療時間は5〜10分です。
- 治療中にめまいや混乱が起きた場合は、マスクやマウスピースを外し、数分間休憩させます。意識が戻ったら、呼吸をさらにゆっくりにして続行します。改善しない場合は、医師に連絡してください。
3. 治療終了時の対応
- 治療が終わったら、患者に深呼吸を数回させ、続いて力強く咳をさせます。これにより肺がクリアになり、気道に残った分泌物が排出されます。
