サルブタモール(吸入・注射薬)の投薬情報

作用機序

サルブタモールは気管支を拡張させ、喘息や慢性閉塞性肺疾患で起こる気道狭窄を緩和し、呼吸を楽にします。

製剤の種類

サルブタモールは以下の形態で使用されます。

  • エアロゾル吸入器(吸入薬)
  • ネブライザー用溶液(乳幼児や重症肺疾患患者向け)
  • 医療機関で使用する注射剤(重度の喘息発作時)

薬物相互作用

ベータ遮断薬(例:アテノロール)は気道を収縮させるため、サルブタモールとの併用は推奨されません。また、サルブタモールは低カリウム血症を引き起こす可能性があるため、テオフィリン、ステロイド、フロセミドなど同様の作用を持つ薬剤との併用は注意が必要です。

副作用とリスク

主な副作用は震え、緊張感、頭痛、動悸(心拍数増加)や筋肉痙攣です。重篤なリスクとしては急激な気道収縮や低カリウム血症があり、長期的には麻痺や腎機能障害を招く恐れがあります。

使用上の留意点

妊婦には吸入器による投与が推奨されます。これは胎盤を通過する薬剤量が少ないためです。以下の既往歴がある場合は、サルブタモールの使用は医師と相談してください。

  • てんかん発作既往
  • 2型糖尿病
  • 前立腺肥大
  • 消化管狭窄
  • 高血圧
  • 甲状腺機能亢進症
  • パーキンソン病
  • 心筋への血流低下や不整脈

情報元:カナダ・英国の医療ガイドライン等。

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