自宅でできる喘息ケア方法
米国肺協会によると、約2,300万人が喘息と共に生活しています。喘息は気道の炎症により呼吸が困難になる慢性肺疾患です。医療の進歩で様々な治療法がありますが、日常の食事や栄養管理を工夫することで症状を軽減できることもあります。
栄養管理
食事の内容・量・摂り方は喘息の重症度に影響します。満腹になると横隔膜の動きが悪くなり、胃酸逆流やガスが増えて炎症が悪化しやすくなります。空腹時に大量に食べるのではなく、少量を頻回に摂ることが推奨されています。
食事はゆっくり時間をかけて、よく噛んで食べることが大切です。噛む際は「均等に呼吸する」ことを意識し、必要なら食事を一時中断して呼吸を整えましょう。食事中に水を飲むと、気道を塞ぐ粘液を洗い流す効果があります。
喘息患者にガスを発生させやすい食品例(参考:National Jewish Health):
- 豆類(ピント、キドニービーンズ、ナビービーンズ、ブラックビーンズ)
- ブロッコリー
- キャベツ
- 炭酸飲料
- にんにく
- 生の玉ねぎ
- エンドウ豆(スプリット、ブラックアイド)
- ピーマン類
- ソーセージ
- 辛い食品
食事日記をつけて、症状を悪化させる食品を特定すると良いでしょう。
ビタミンとミネラル
ビタミンCとEは炎症抑制に相乗効果があります。ビタミンCは肺組織を保護し、炎症を防ぎ、気道を開く働きがあり、1日2回、600〜1000 mgのサプリメントが目安です。ビタミンEはビタミンCの働きをサポートし、1日あたり400 IUの摂取が推奨されます。
近年、ビタミンDも喘息予防・改善に有効とされています。妊娠中にビタミンD欠乏があると子どもが喘息になるリスクが高まるという研究結果があります。ビタミンDは日光浴(週3回、10〜15分)や、ビタミンD強化食品(牛乳、チーズ、魚、特定のシリアル)で補うことができます。
