最初の鳥インフルエンザ発生例はどこで報告されたか

鳥インフルエンザとは

鳥インフルエンザ(H5N1)は、鳥類に急速に広がるウイルス性疾患で、感染後48時間以内に多くの鳥が死亡します。人が感染するとウイルス株により症状は軽度から致死的まで様々です。これは動物から人へ伝わる「人獣共通感染症(zoonotic disease)」の一例です。

過去の大流行:1878年の回顧

19世紀イタリアで鶏が原因不明の大規模な疫病に見舞われました。当時は「家禽疫病」と呼ばれ、後にA型インフルエンザウイルスが原因であることが確認されました。記録はこの時代が最古ですが、より古い時代にも同様のウイルスが家禽に影響を与えていた可能性があります。

ヒトへの感染初例

鳥インフルエンザが人に初めて伝播したのは1918年です。スペインで発生し、瞬く間に世界中に拡大したこのパンデミックは「スペイン風邪」と呼ばれ、推定で2000万~4000万人が死亡しました。近年になって研究が進み、この大流行がA型インフルエンザ(鳥インフルエンザ)によるものであることが明らかになりました。

ウイルスは今も残る

最新の事例はアジアで報告され、香港で18人が感染し、うち6人が死亡しました。これを受けて、全ての鶏肉製品の販売が禁止され、生きた鶏は全頭処分されました。

鳥インフルエンザは抑制できるか

国連食糧農業機関(FAO)は、早期検出と監視プログラムによって拡散を防げると指摘しています。現在もウイルスは拡大傾向にあり、アジアからヨーロッパへの拡散が懸念されていますが、野生・家禽への予防接種が効果的に実施されれば、H5N1などのウイルスは根絶可能と考えられています。

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