人はどのようにして鳥インフルエンザに感染するのか?

鳥インフルエンザ(H5N1)は、鳥の呼吸器に症状を引き起こし、死亡に至ることもあるウイルス性疾患です。鳥同士の感染力は極めて高く、短期間で多数の鳥や家畜が死に至ることがあります。ヒトへの感染は、主に感染した鳥やその環境に触れることが原因です。

感染した鳥との接触

感染鳥と直接触れ合うことが最も一般的な感染経路です。農家や家畜を飼育している人は、餌や水を与える際、または世話をする際に鳥の分泌物(鼻汁や唾液)や排泄物に触れる機会が多く、ウイルスに曝露しやすくなります。ウイルスは羽毛に付着し、長時間生存できるため、手で触れたままの接触でも感染リスクがあります。

羽毛への曝露

病鳥や感染鳥と同居する鳥の羽毛は、糞便や分泌物が付着してウイルスが汚染されます。研究によれば、室温で約1週間、低温下では約3週間ウイルスは羽毛上で生存するとされています。調理用の鶏肉や寝具・衣類に付着した羽毛に触れることで、人は感染する可能性があります。

ヒトからヒトへの感染

一部でヒト同士の感染例が報告されていますが、米国疾病予防管理センター(CDC)はこれらの報告は十分に確認されておらず、広範囲にわたる感染は起きていないとしています。将来的にヒト間感染が起こる可能性は否定できませんが、2020年現在では主要なリスクとは見なされていません。

生または加熱不足の肉の摂取

感染鳥の肉を十分に加熱せずに食べることでも感染が起こります。鳥肉を摂氏77度(華氏170度)まで加熱すれば、ウイルスは死滅し安全に食べられます。

環境への接触

感染鳥がいた場所を清掃したり、そこに滞在したりすることも感染リスクとなります。糞便、唾液、分泌物は藁や草、土壌に残り、作業中に粉塵として舞い上がり吸入されることがあります。また、未洗浄の手についたウイルスは目や粘膜から体内に侵入します。作業時は手袋・マスクを着用し、手洗いを徹底することでリスクを低減できます。

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