白血球数が低い原因となる疾患は?

白血球数が低い状態は「好中球減少症(neutropenia)」「白血球減少症(leukopenia)」と呼ばれます。白血球が減ると、体の感染防御力が低下するため、感染症にかかりやすくなります。白血球数が低いときは、体調の悪い人との接触を避けることが重要です。

好中球減少症(Neutropenia)

好中球は白血球の一種で、酵素を使って微生物を破壊します。骨髄で産生され、血流に入ると約3日間生存します。好中球が減少すると、細菌や真菌感染のリスクが高まります。

白血球減少症(Leukopenia)

白血球減少症は、すべての白血球(leukocytes)が減少した状態を指します。成人で白血球数が1マイクロリットルあたり3,500個未満になると、白血球減少症と診断されます。

原因

  • 感染症(ウイルスや細菌による二次的減少)
  • ビタミン欠乏(特にビタミンB12、葉酸)
  • 骨髄に影響する薬剤(化学療法など)
  • 骨髄疾患(白血病、再生不良性貧血など)
  • 先天性疾患
  • 放射線療法
  • 脾腫(脾臓による血球破壊増加)
  • 自己免疫疾患(白血球を攻撃)

診断

血液検査で白血球数を測定し、低値が確認されます。原因を特定するために追加の血液検査や、必要に応じて骨髄生検が行われることがあります。

治療

まずは根本疾患の治療が重要です。加えて、感染予防・治療のために抗生物質や抗真菌薬が投与されます。場合によっては輸血、ステロイド療法、静脈免疫グロブリン、白血球産生を促す成長因子(G‑CSFなど)を使用します。

留意点

白血球が低下していると、主に尿路、胃腸管、皮膚に常在する細菌による感染が起こりやすくなります。日常生活での手洗いや衛生管理、症状が出たら速やかな医療機関受診が推奨されます。

血液障害 - 関連記事