CBC血液検査で診断できる状態とは?
全血球計算(CBC)検査は、血液中の赤血球、白血球、血小板、ヘモグロビンなどを測定し、全体的な健康状態やさまざまな疾患を評価する基本的な検査です。以下は、CBCで診断または経過観察が可能な主な状態です。
1. 貧血
赤血球数やヘモグロビン濃度が低いと貧血が疑われます。原因は鉄欠乏、ビタミンB12欠乏、慢性疾患、薬剤など多岐にわたります。
2. 感染症
好中球やリンパ球など特定の白血球が増加すると、体内に感染があることが示唆されます。白血球のサブタイプを詳しく見ることで、感染の種類を推測できます。
3. 白血病
未熟な白血球(芽球)が増えるなど、白血球数の異常は血液癌である白血病の可能性を示します。
4. 血小板減少症
血小板数が低いと血小板減少症と呼ばれ、免疫性疾患、薬剤、骨髄障害などが原因となります。
5. 多血症
赤血球数やヘモグロビンが異常に高い場合、血液が濃くなる多血症が疑われます。
6. 白血球異常症
白血球全体が減少する白血球減少症(白血球減少)、好中球が低下する好中球減少症、リンパ球が低下するリンパ球減少症などがあります。感染症、自己免疫疾患、遺伝性疾患が原因です。
7. 慢性疾患の経過観察
糖尿病、腎臓病、甲状腺疾患などの慢性疾患の管理にCBCが活用されます。血球数や関連指標の変化を追跡し、治療効果や病態の変化を評価します。
8. 手術前評価
手術前にCBCを実施し、血球数が正常範囲にあるか確認することで、出血や感染リスクを低減します。
CBCだけで確定診断ができるわけではありません。医師は病歴や身体診察、必要に応じた追加検査と合わせて結果を総合的に判断します。
