治療的採血手順

採血(phlebotomy)は、患者の循環系から血液を採取する手技です。治療目的で行う場合、特に赤血球数が過剰になる真性多血症(polycythemia vera)や、血中鉄過剰、肺水腫などで血液量を減少させるために利用されます。

大型針(19〜21G)とトランスファーパックを用いる方法

「バタフライ」と呼ばれる19〜21ゲージの大型針をトランスファーパックに接続し、チューブとクランプで血液を移送します。採血前に腕に血圧計カフを装着し、加圧した状態で静脈穿刺を行います。手技全体は約10〜15分で完了します。

小型針とトランスファーパックを用いる方法

より細い針を使用すると穿刺時の痛みが軽減され、将来の採血時に静脈が保護されやすくなります。ただし、血流が遅くなるため、採血に要する時間はやや長くなることがあります。

シリンジによる採血

トランスファーパックが入手できない場合は、シリンジを用いて血液を直接採取します。複数本のシリンジで採血するため、患者への不快感はやや大きくなりますが、唯一の代替手段となります。

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