Lovenox(エノキサパリン)注射方法と注意点

Lovenox(エノキサパリン)注射方法

Lovenoxは血液をさらさらにする抗凝固薬で、深部静脈血栓症(DVT)の予防・治療に用いられます。一般名はエノキサパリンで、主に皮下注射で投与されます。

自己注射の手順

  1. 注射に必要なもの(キャップ付きシリンジ、綿球、アルコール綿)を用意し、楽な椅子に座ります。注射部位は、へその約5cm外側にある腹部の脂肪層(通称「ラブハンドル」)です。

  2. アルコール綿で注射部位をよく拭き、自然乾燥させます。シリンジのキャップを慎重に外し、針が曲がらないように注意します。皮下に注射するため、空気抜きは必要ありません。

  3. 親指と人差し指で脂肪層をつまみ、約2.5cm(1インチ)分の厚みを確保します。その中心が注射対象です。ダーツのようにシリンジを握り、素早く針を皮膚の折り目の中へ刺し込みます。急がしすぎず、力を入れすぎないことがポイントです。

  4. プランジャーを最後まで押し込み、薬剤を全量注入します。そのまま親指をプランジャーにかけたまま針を抜きます。

安全装置の使用方法

Lovenoxシリンジには針の再利用防止と処分を容易にする安全装置が付いています。注射後に針を抜いたら、シリンジを自分から遠ざけ、親指でプランジャーを再度押します。すると「カチッ」という音とともに針がシリンジ内部に引き込まれます。安全装置作動後は、適切な医療廃棄容器に廃棄してください。

注意点

  • 医師の指示がある場合のみ自己注射を行ってください。エノキサパリンは静脈内投与や筋肉内投与が指示されることもあり、自己注射は皮下投与に限られます。投与経路が不明な場合は、必ず医療従事者に実施してもらいましょう。
  • 注射部位や手順に不安がある場合は、医師や看護師に相談し、適切な指導を受けてください。

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