SEDレート(赤血球沈降速度)検査結果の解説

SEDレート(赤血球沈降速度)は、血液サンプルをEDTA添加チューブに採取し、1時間での赤血球沈降速度を測定する検査です。炎症の有無を間接的に示しますが、部位は特定できません。他の検査と組み合わせて全体像を把握します。

測定対象

赤血球が凝集し柱状に沈降する現象を測定し、1時間での沈降速度を数値化します。沈降が速いほど数値は高くなります。

背後にある科学

炎症に伴う血漿タンパク質の変化で赤血球が凝集しやすくなり、重くなるため沈降が促進されます。主に関節炎や血管炎の診断に利用されます。

異常結果

感染症(肺炎など)、全身性エリテマトーデス、炎症性疾患、特定のがん、重金属中毒、心筋梗塞などで高値が出ます。関節リウマチ、甲状腺機能亢進・低下、痛風、貧血でも上昇します。逆に白血球増多、血糖上昇、鎌状赤血球症などで低値になることがあります。

測定に影響を与える要因

検体は採取後24時間以内に測定し、冷蔵保存は避けます。冷蔵した場合は室温に戻してから測定します。妊娠・月経・特定薬剤も結果を高くすることがあります。

留意点

SEDレートは単独では診断できません。他の検査(C反応性タンパク、全血球計算など)と併用し、医師と結果を相談してください。70歳〜89歳の女性では特に高値が出ることがあります。

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