ミエリン鞘とは何か
ミエリン鞘は、末梢神経系と中枢神経系の軸索を覆う脂質が豊富な絶縁層で、細胞膜が巻きついて形成されます。神経を保護し、信号伝達速度を高める重要な役割を果たします。
概要
- ミエリン鞘が損傷すると、神経インパルスの速度が低下し、複数の神経疾患を引き起こす可能性があります。
多発性硬化症(MS)
ミエリン鞘の損傷により発症する多発性硬化症は、脳と身体間の情報伝達を阻害または遅延させます。
中心橋髄鞘崩壊(CPM)
中心橋髄鞘崩壊は、栄養不良やアルコール依存症などの基礎疾患の治療過程で起こる合併症で、ミエリン鞘の破壊が原因です。
白質ジストロフィー
白質ジストロフィーは稀な遺伝性疾患で、ミエリン鞘に影響を与えます。幼児期や小児期に発症しやすく、言語・聴覚・視覚・運動・発達に障害をもたらすことがあります。
診断
MRI(磁気共鳴画像)により脳幹の異常やミエリン鞘の損傷を検出し、原因疾患の特定に役立ちます。
