脳性麻痺の特徴と概要
違い
脳性麻痺(CP)は人それぞれ症状が異なります。軽度のケースでは杖や装具で歩行でき、重度の場合は車椅子が必要です。言語障害や嚥下障害、筋肉の緊張異常(痙攣や硬直)も見られます。重度のCPでは知的障害や発作が起こることがありますが、軽度の場合は知能に影響がないこともあります。
共通点
「脳性麻痺」という語は、脳に障害があり、筋肉の弱さと運動パターンの変化が生じることを意味します。すべての患者に共通するのは、脳損傷、筋肉異常、バランスや運動機能の問題です。歩行可能な人は、足を横に向けて引きずるような特有の歩行様式が見られます。
タイプ
主なタイプは痙縮型、ジストニック型(アテトイド型)、失調型の3つです。最も多いのは痙縮型で、筋肉が常に緊張したり硬直したりします。ジストニック型は筋肉の制御が困難で、手足が不随意に揺れます。失調型はバランスが取りにくく、細かな運動が困難です。多くの患者は複数のタイプが混在しています。
リスク要因
早産(37週未満)が最も大きなリスクです。低出生体重、逆子、双子・多胎、母体の有害物質曝露や健康問題(甲状腺障害、てんかんなど)もリスクを高めます。米欧では出生千人に2〜4人がCPと診断されています。
知っておくべきこと
CPは感染症ではなく、他人から「うつる」ことはありません。診断は明確な検査よりも、成長過程での症状観察が中心です。症状は時間とともに悪化するわけではなく、影響を受けた部位は基本的に変わりません。治療法は完治ではありませんが、作業療法・理学療法・言語療法で筋肉の柔軟性と機能を向上させることが可能です。
