末梢神経障害を引き起こす可能性のある薬は何ですか?
末梢神経障害を引き起こす可能性のある薬
いくつかの薬剤は、他の疾患や障害の治療のために処方されますが、取得性末梢神経障害を引き起こすことがあります。主なカテゴリは次のとおりです。
- 心血管系薬剤(例:アミオダロン、ヒドララジン、ペルヘキシリン)
- 抗がん剤(例:タキサール、タキソテール、ビンクリスチン、シスプラチン)
- 抗感染薬(例:メトロニダゾール、ニトロフラントイン、サリドマイド、イソニアジド)
- HIV治療薬(複数)
- コレステロール低下薬(例:ロバスタチン、インダパミド、ゲムフィブロジル)
- フルオロキノロン系抗生物質
神経障害協会によると、薬剤性末梢神経障害は一般的ではありませんが、抗がん剤によるものは例外的に頻度が高いとされています。
がん患者に特有の問題
化学療法剤による末梢神経障害(米国がん協会ではCIPNと呼ばれる)は、がんの重篤さと相まって特に問題となります。症状が耐えられないほど重い場合、投与量や投与スケジュールの調整、あるいは治療中止が検討されます。しかし、投与量を減らしたり治療を中止しただけでは、不可逆的な損傷が生じた場合、症状が改善しないことがあります。
症状
末梢神経障害の症状は、影響を受ける神経の種類によって異なります。
- 運動神経の障害:筋肉の制御喪失、筋萎縮、痙攣、器用さの低下、筋力低下。
- 感覚・運動混合障害:しびれ、感覚鈍麻、痛み、異常感覚、灼熱感、けいれん。これらは主に足・脚・指・手・腕に現れます。
- 自律神経の障害:血圧変動、失禁、下痢、視力ぼやけなど、内臓の無意識機能に影響します。
原因が多岐にわたるため、症状が出たら速やかに医師に相談し、検査で原因を特定し、適切な治療計画を立てることが重要です。
治療法
症状の程度に応じて、医師は市販の鎮痛剤や、必要に応じて強力な鎮痛薬を処方することがあります。また、抗けいれん薬や抗うつ薬が痛みの緩和に用いられることもあります。原因となっている薬剤は中止、減量、または代替薬に変更できる場合があります。薬剤性の末梢神経障害は、場合によっては可逆的です。
注意点
医師の指示なしに処方薬を自己判断で中止しないでください。末梢神経障害の症状が現れた場合でも、必ずしも薬が原因とは限りません。必ず医師に相談し、正確な原因と適切な治療を受けましょう。
