双極性障害の原因とは?

双極性障害は、極端なうつ状態と極端な躁状態が交互に現れる精神疾患です。糖尿病や喘息と同様に、根治はありませんが、処方薬による管理が可能です。家族歴があると発症リスクが高まります。診断は血液検査で確定できませんが、2009年時点で米国で約800万人が罹患していると推定されています。

双極性障害の原因

生化学的要因

脳内の神経伝達物質のバランスが崩れると、気分が極端に変動します。これらの化学物質は感情を調整する役割があるため、過剰または不足すると、非常に幸福な状態から深い悲しみへ、またはその逆に急変します。ホルモンも関与していると考えられています。

遺伝的要因

家族に双極性障害の患者がいる場合、遺伝子による化学バランスの乱れが起こりやすくなります。血縁関係のある人は非血縁者に比べリスクが高いですが、双子でも一方だけが発症するケースもあります。診察時には家族歴を医師に伝えることが重要です。

環境的要因

ストレスや大きな喪失、自己評価の低下などの環境要因が発症に関与すると考えられています。特に、生活に急激な変化(良い変化でも悪い変化でも)が起きたときに症状が顕在化しやすくなります。

双極性障害の症状

この障害は、深い抑うつ状態と多幸感に満ちた躁状態が交互に現れます。抑うつ期には、体重の急激な増減、興味喪失、過眠、悲しみや空虚感、無価値感、集中困難、そして自殺念慮が見られます。躁期には、話し続ける、速い会話、声が大きくなる、エネルギーが過剰で睡眠が少ない、性欲増加、衝動的な浪費、超能力や特別な力を持っていると信じる、思考が次々に浮かび集中できない、といった症状が現れます。

治療法

正確な診断が治療の第一歩です。心理療法で病状の理解を深め、症状の重症度に応じて各種処方薬が使用されます。主な薬剤には、セロクエル、アビリファイ、リスペルダル、トポマックス、ラミクタル、ジプレキサ、パキシルCR、ジオドン、デパコートなどがあります。これらはすべて医師の処方が必要です。

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