9割法はやけどの範囲評価にどう役立つか
9割法(Rule of Nines)とは
9割法は、やけどによって影響を受けた体表面積(BSA)を概算するための簡便な方法です。体を合計11の部位に分け、各部位が9%の倍数になるように設定しています。
部位別の割合
- 頭部・頸部:9%
- 前胸部・腹部:18%
- 後胸部・背部:18%
- 右上肢(腕・手):9%
- 左上肢(腕・手):9%
- 右下肢(脚・足):18%
- 左下肢(脚・足):18%
- 会陰部・性器:1%
例えば、前胸部全体がやけどした場合は18%、右腕と手全体がやけどした場合も18%と見積もります。
9割法の活用と限界
9割法は迅速にBSAを算出でき、やけどの重症度評価や治療方針の決定に役立ちます。ただし、子供や体型が標準的でない人には誤差が大きくなることがあります。
その他の評価法
より正確にBSAを算出したい場合は、Lund‑BrowderチャートやBerkowチャートが用いられます。これらは詳細な部位別比率を提供しますが、計算手順がやや複雑です。
