ムピロシンは白癬に効かない:治療法の選び方

ムピロシンとは

ムピロシンUSP 2%は、細菌性皮膚感染症の治療に用いられる外用抗生物質です。主にブドウ球菌や連鎖球菌による感染に効果がありますが、真菌(カビ)には作用しません。

白癬(リングワーム)とは

白癬は皮膚、毛髪、爪を侵す真菌感染症で、皮膚糸状菌(dermatophyte)と呼ばれる真菌が原因です。症状は赤くかゆみを伴う鱗状の斑点や、毛髪・爪のもろけ・脆弱化などがあります。

ムピロシンは白癬に効かない理由

ムピロシンは細菌の細胞壁合成を阻害することで効果を発揮しますが、真菌は構造が異なるためこの薬剤の標的になりません。そのため、白癬の治療には使用できません。

白癬の治療法

白癬の治療には、真菌に対策した抗真菌薬が必要です。治療薬は主に以下の2種類に分かれます。

1. 外用抗真菌薬

軽度から中等度の感染に適し、クリームやローションで直接患部に塗布します。代表的な薬剤は以下の通りです。

  • クロトリマゾール
  • テルビナフィン
  • ミコナゾール

2. 経口抗真菌薬

広範囲または重症例、爪や毛髪の感染には内服薬が選択されます。主な薬剤は次のとおりです。

  • テルビナフィン(経口)
  • イトラコナゾール
  • フルコナゾール

薬剤の選択は感染部位、重症度、患者の全身状態に応じて医師が判断します。治療期間は数週間から数か月にわたることがあります。

まとめ

ムピロシンは細菌感染に有効ですが、白癬(リングワーム)には効果がありません。白癬の治療には、症状と部位に合わせた適切な抗真菌薬を使用することが重要です。

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