吃音(きつおん)の症状
吃音は、話す流暢さに影響を及ぼす障害です。吃音の人は、言葉やフレーズを話す際に、意図せずにためらいや繰り返し、音の伸長が見られます。ニューヨーク・タイムズによると、2〜5歳の子どもの約5%が一時的に吃音を経験しますが、ほとんどは短期間で解消します。1%未満の子どもでは、吃音が持続し、発達性吃音となります。持続的なケースでは言語療法が有効とされていますが、薬物療法の効果は確認されていません。
言葉の開始が困難
- 吃音の主要な症状の一つは、言葉や文、フレーズの開始が困難になることです。長い間の間が空いたり、音が引き伸ばされたりします。
反復と延長
- 言葉やフレーズの繰り返し、音の延長が頻繁に見られます。また、口は音を出す体勢になっているが数秒間音が出ない「ブロック」現象が起こります。さらに「えー」や「みたいな」などのフィラーが混ざることもあります。
その他の症状
- 吃音に伴い、身体的な症状が現れることがあります。速いまばたき、唇や顎の震え、顔や上半身の緊張・動き、息切れや緊張感などです。
神経性吃音
- 神経性吃音は、脳や中枢神経系の損傷や疾患に起因します。例として、脳卒中、頭部外傷、虚血性発作、腫瘍、パーキンソン病、多発性硬化症、髄膜炎、ギラン・バレー症候群、エイズなどがあります。
原因
- 吃音の正確な原因は不明ですが、遺伝的要因、言語発達の遅れ、神経信号の障害などが関与すると考えられます。幼児は言語能力が表現したい内容に追いつかないために一時的に吃音することが多く、通常は数年で自然に改善します。また、脳と音声を制御する神経・筋肉間の信号伝達がうまくいかない場合にも吃音が起こります。
