人が聴覚を失う原因とは?
定義
「聾(ろう)」とは、聴覚が欠如または喪失した状態を指し、特に言葉を理解する能力が制限されることを意味します。
タイプ
聾は主に「伝音性」と「感音性」の二つに分類されます。
伝音性聾
外耳や中耳の障害、特に耳小骨(耳鼓膜に連結する小さな骨)の機能不全が原因で、音が内耳に伝わりにくくなります。
感音性聾
聴覚神経や内耳の蝸牛(コクレア)細胞が損傷することで起こります。
先天性聾
出生時に聾である場合、ほとんどは感音性の聴覚障害です。先天性の原因は先天性欠損、他の疾患の副作用、遺伝的要因などがあります。遺伝性の聾は家系で受け継がれることがありますが、聾児の約9割は聴覚正常な親から生まれます。
後天性聾
多くの聾は人生の後半で発症します。感音性聾の主な原因は以下の通りです。
- 長時間にわたる大音量への曝露による騒音性聾
- 加齢に伴う聴力低下(老人性難聴)
- 重篤な病気の治療に用いられる耳毒性薬剤
また、繰り返し起こる中耳炎や頭部外傷などが伝音性聾を引き起こすことがあります。
予防策
騒音性聾を防ぐためには、以下の点に注意してください。
- 騒がしい作業環境では必ず耳栓やイヤーマフを使用する
- 長時間のヘッドホンやイヤーバッドの使用を控える
- 音楽は低音量で聴く
