CTスキャンのデメリットと注意点
CT(コンピュータ断層撮影)は、X線を利用して体の断面画像を取得する医療画像検査です。がんや血栓、内部出血の診断や、治療の経過観察に有用ですが、以下のような欠点もあります。
放射線被曝
CT検査では約10ミリシーベルトの放射線を受けます。米国食品医薬品局(FDA)によると、致死性がんになるリスクは約2,000人に1人です。これは自然放射線によるリスク(約5人に1人)より低いですが、無視できません。
特に妊婦は胎児への影響(先天性異常など)のリスクがあるため、CTは推奨されません。また、子どもは放射線の累積リスクが高く、できるだけ避けるべきです。
造影剤へのアレルギー反応
CTで画像を鮮明にするために造影剤を投与しますが、稀にアレルギー反応が起こります。軽度のかゆみや蕁麻疹から、重症の場合は呼吸困難や腫れが現れることがあります。心疾患、喘息、糖尿病、腎臓病、甲状腺障害の既往歴がある人はリスクが高いとされています(Mayo Clinic)。
異常結果の可能性
CT検査は時に異常所見を示すことがあります。これにより、追加の検査が必要となり、費用や侵襲性、患者への不快感、さらなるリスクが伴うことがあります。
注意点
全身CTは予防的なスクリーニング検査として使用すべきではありません。症状のない健康な人に対して全身CTの有益性を示す科学的根拠はなく、FDAもその使用を推奨していません。
