アルコールデトックスの期間と症状の経過
デトックス期間
デトックスは、アルコール依存症や薬物依存症の方が使用をやめた際に最初に経験する期間です。体内の毒素を除去し、離脱症状を乗り越えることで、長期的な禁酒や依存の理解が可能になります。
一般的にデトックスは3日から7日間続きます。依存の重症度や個人差により変わります。入院リハビリ施設で急性デトックスを行う場合、デトックス終了後もリハビリや教育プログラムが続き、平均入院期間は約6週間です。
軽度の離脱症状
血中アルコール濃度が常用レベルを下回ると、6〜12時間以内に軽い離脱症状が現れます。主な症状は不安、胃の不快感、頭痛、動悸、食欲不振、震え、不眠などです。これらはデトックス期間全体(3〜7日)続くことが多いですが、日が経つにつれて軽減します。
デトックス開始1日目(12〜24時間)
12〜24時間経過すると、より重篤な症状が出ることがあります。アルコール性幻覚や発作が代表的です。発作は血中アルコール濃度低下後2時間以内に起こることもありますが、最も多くは24〜48時間でピークに達します。幻覚は血中アルコールが低下してから12〜24時間で最も強く、48時間で収まります。
数日経過後(48〜72時間)
48時間以降になると、アルコール離脱性せん妄が現れます。視覚幻覚の増強や激しい興奮感、頻脈、血圧上昇、発汗、混乱・錯乱などがみられます。これらの症状は48〜72時間で出現し、デトックス開始から5日目で最も強くなります。通常は血中アルコールが完全に低下してから7日以内に収束します。
症状緩和の方法
離脱症状は医療機関やリハビリ施設で適切に管理できます。ベータブロッカー、フェニトイン、カルバマゼピン、ハロペリドール、ベンゾジアゼピン系薬剤、クロニジンなどが使用され、症状の重症度を下げ、期間を短縮することが可能です。
