耳のケロイド治療法は?

ケロイドは、傷口を保護するために形成される過剰な瘢痕組織です。耳のケロイド(耳部ケロイド)は、主に耳たぶのピアス穿刺後に、傷の修復を試みる体の反応として瘢痕組織が増殖した結果として現れます。外観は様々ですが、一般的には耳たぶに赤みや肉色の丸い腫れとして見られます。

第一選択肢:ステロイド注射

ケロイドの治療は、サイズや進行度に応じて選択されますが、できるだけ早期(小さいうち)に対処することが重要です。最も一般的に推奨される初期治療は、ケロイド内部へのステロイド注射です。Ear, Nose, and Throat Journal に掲載された研究によれば、トリアムシノロンなどのステロイドを数回にわたり注射することで、炎症を抑え、瘢痕組織を分解し、今後の増殖を防止する高い成功率が報告されています。

外科的除去

ステロイド注射だけでは既存のケロイドの外観は改善しにくい場合があります。そのため、見た目が気になる方は外科的除去を検討できます。標準的なメスによる切除やレーザー切開など、手法は複数ありますが、単独で手術だけを行うと再発率は80%以上と高く、効果は限定的です。

しかし、手術に加えてステロイド注射や圧迫療法(次節)を組み合わせることで、再発リスクを大幅に低減できます。

圧迫療法でケロイドを軟化

耳たぶへの圧迫療法は、ケロイドのサイズ縮小に有効です。皮膚の毛細血管に圧力を加えることで、瘢痕組織を柔らかくし、コラーゲン束を平坦化します。クリップ式のイヤリングや、ジマー・スプリントと呼ばれる前後にディスクが付いた医療用圧迫装置などが使用されます。ジマー・スプリントはイヤリングに似た形状で、1日数時間の装着が推奨されます。JPRAS(整形外科ジャーナル)に掲載された研究では、1年間の圧迫療法でケロイドサイズが50%以上減少した例が報告されています。

圧迫療法は、ステロイド注射や外科除去と併用することで、長期的な効果が期待できます。

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