眼科用バリ(研削ツール)の種類と使い方

眼科医は、角膜に付着した錆リングや異物を除去するために、専用の研削ツール(バリ)を使用します。鋼や鉄製の異物が数時間以上角膜に残ると錆リングが形成され、視覚障害や不快感を引き起こすことがあります。バリは高回転で角膜表面を削り、錆リングや異物を安全に取り除く役割を果たします。

アルジャーブラシ (Alger Brush)

アルジャーブラシは、電池式のバリで角膜上の錆や染みリングを除去します。先端は高速回転しますが、正しく使用すれば角膜を貫通しません。抵抗に達すると自動的に回転が停止する安全設計が施されています(出典: opt.indiana.edu)。

ダイヤモンドバリ (Diamond Burr)

ダイヤモンドバリは、表面角膜切除術(superficial keratectomy)の一環として、角膜侵食(corneal erosion)を治療する際に使用されます。通常、角膜の擦り傷は1週間程度のアイパッチで回復しますが、再発性の場合はダイヤモンドバリで角膜表面を平滑化し、症状の改善を図ります(出典: British Journal of Ophthalmology)。

専門的な注意点

角膜の擦り傷は自然に回復することもありますが、過度の涙や痛みを伴う場合は速やかに眼科医の診察を受けてください。異物除去を自分で試みて目に何かを入れたり、目元にメイクや保湿剤を使用したりしないことが重要です。医師の基本原則「まず害を与えないこと」を常に念頭に置きましょう。

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