目のフローター(浮遊物)の原因は?
はじめに
目の前に突然現れる黒い点や糸のようなもの…それは「フローター(浮遊物)」です。実際には目の内部で光が網膜に映る影で、目の表面にあるわけではありません。
加齢とフローター
フローターは特に高齢者に多く見られます。加齢に伴い眼球内の硝子体が液化しやすくなるためです。
硝子体(ヴァイタス)とは
硝子体は眼球の丸い形を保つ透明なゼリー状の物質で、数百万本もの細い繊維が網膜に付着しています。年を取ると硝子体の一部が液体化し、壁から離れ縮むことがあります。その結果、繊維が絡まり糸状になり、光が通過する際に影を作ってフローターとなります。光が閃くように見える場合は、繊維が網膜を引っ張っているサインです。
ぶどう膜炎(イリティス)との関係
ぶぶん膜炎は眼の中間層(ぶどう膜)が炎症を起こす病気で、フローターが症状の一つになることがあります。治療は点眼薬やステロイド投与が行われます。
その他の注意点
たまにフローターが現れる程度なら問題ありませんが、頻繁に現れる場合は網膜に異常がある可能性があります。また、高血圧や頭痛とも関連が指摘されています。
受診のタイミング
突然の大量のフローターに加えて側方視野が欠けると感じたら、すぐに眼科を受診してください。網膜裂孔の有無を確認する必要があります。通常は無害ですが、読書時などに非常に煩わしいことがあります。フローターを移動させる簡単な方法として、目を上に向けてから下に向けると影が動きます。
