骨盤炎症性疾患(PID)は淋病と同じですか?

骨盤炎症性疾患(PID)と淋病の違い

PID と淋病はどちらも性行為で感染する性感染症(STI)ですが、原因菌や症状、合併症は異なります。淋病は Neisseria gonorrhoeae(淋菌)による感染で、PID は子宮、卵管、卵巣などの女性生殖器が細菌感染を起こす状態です。淋病が原因で PID が発症することはありますが、PID の全てが淋病によるわけではありません。

PID(骨盤炎症性疾患)の主な症状

  • 骨盤痛
  • 発熱・悪寒
  • 吐き気・嘔吐
  • 異常な膣分泌物
  • 月経間の出血
  • 性交時の痛み

PID がもたらす合併症

  • 不妊症
  • 子宮外妊娠
  • 慢性骨盤痛

淋病の主な症状

  • 排尿時の灼熱感や痛み
  • 陰茎・膣からの分泌物
  • 陰嚢の痛み・腫れ(男性)
  • 発熱・悪寒
  • 吐き気・嘔吐

淋病の合併症

  • 関節、眼、心臓などへの感染拡大(関節炎、結膜炎、心内膜炎)
  • 不妊症
  • HIV 感染リスクの増加

どちらも放置すると重篤な合併症を招く可能性があります。症状が疑われる場合は、速やかに医療機関で検査・治療を受けましょう。早期診断と適切な抗菌薬投与により、重篤化を防げます。

淋病(りんびょう) - 関連記事