副鼻腔炎で鼻からオレンジ色の液体が出たら考えるべき原因
脳脊髄液漏れ(CSF rhinorrhea)とは
副鼻腔炎の際に鼻からオレンジ色の液体が流れ出すことがありますが、これは細菌やウイルスによる副鼻腔感染そのものが原因ではありません。稀な疾患である脳脊髄液漏れ(CSF rhinorrhea)が原因です。
脳脊髄液は通常は透明ですが、血液や他の成分と混ざるとオレンジ色に見えることがあります。この色は、赤血球が分解されて肝臓で生成されるビリルビンという色素が混入するためです。
症状と注意すべきサイン
- 鼻からの透明またはオレンジ色の漏出液
- 口の中が塩辛い味がする
- 頭痛
- 吐き気・嘔吐
- 首のこわばり
- 意識混濁や錯乱
- 痙攣
これらの症状が現れた場合、特に風邪や一般的な呼吸器感染症と関係がないときは、速やかに医療機関を受診してください。脳脊髄液漏れは髄膜炎など重篤な合併症を引き起こす恐れがありますが、早期に診断すれば適切な治療で回復が期待できます。
診断はCTやMRIで漏れ部位を特定し、必要に応じて外科的に修復します。早期治療が予後を大きく左右します。
