脱毛症(アロペシア・ユニバーサリス)とは?

原因

脱毛症ユニバーサリスの患者は、HR遺伝子と呼ばれる変異した「ハイアレス遺伝子」を先天的に持っています。この遺伝子はマウスでも毛が生えない原因となります。HR遺伝子以外の原因は現在のところ特定されていません。

症状

主な症状は、頭皮・全身・顔・腋窩・鼻腔内のすべての毛が完全に欠如することです。また、爪に小さな凹み(ピンポイントのくぼみ)が見られることがあります。

診断

医師はまず視診で症状を確認し、必要に応じて頭皮の皮膚生検を行います。さらに、自己免疫疾患の有無を調べる血液検査が実施されることがあります。

治療法

主な治療は局所免疫療法です。ジフェンシプロン(DPCP)やスクアリック酸ジブチルエステル(SADBE)などを頭皮に塗布し、アレルギー反応を起こさせて毛包を刺激します。米国では処方できませんが、欧州やカナダで入手可能です。治療と併せて、自然な見た目のレースフロントウィッグや吸盤付きウィッグの使用が推奨されます。

日常のケア

FDA未承認の即効性育毛製品は慎重に検討してください。多くは特定の脱毛タイプ向けで、ユニバーサリスには効果がありません。また、毛がない部位は日焼けや細菌感染のリスクが高いため、日焼け止めや保湿で保護することが重要です。

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