乾燥した髪を引き起こす疾患とは
髪が乾燥してフリズィーになり、手に負えないほどの場合、単なるヘアケアの問題ではなく、何らかの基礎疾患が影響している可能性があります。慢性的に乾燥した髪は、内部の要因が関与していることが多く、過度な薬剤処理だけが原因ではありません。
栄養不足
食事が不十分だったり、規則正しく摂取できていないと、体は髪を健康に保つためのエネルギーや栄養素を得られません。特にオメガ‑3系必須脂肪酸(亜麻仁、魚油、クルミ、サーモンなどに含まれる)が不足すると、髪は乾燥しやすくなります。
摂食障害(拒食症)
拒食症は栄養不足をさらに極端にし、体内の必須栄養素が著しく欠乏します。その結果、乾燥した髪や皮膚、抜け毛が見られ、健康的で艶のある髪は望めません。
副甲状腺機能低下症
副甲状腺に損傷が起きると血中カルシウムが低下し、リンが上昇します。この状態は乾燥した髪、白内障、筋肉痙攣、乾燥した鱗屑状の皮膚、痙攣発作などを引き起こすことがあります。
甲状腺機能低下症
甲状腺の活動が低下すると、倦怠感・体重増加・うつ症状・筋肉痛に加えて、乾燥でもろくなり細くなる髪が現れます。甲状腺ホルモンの不足が原因です。
メンケス症候群(スチールヘア症候群)
銅の吸収・分配が障害される遺伝性疾患で、髪が硬く、乾燥し、縮れやすくなります。別名「スチールヘア症候群」とも呼ばれます。
医師に相談すべきサイン
保湿や熱ダメージの回避、日光からの保護、過度な薬剤処理の中止、定期的なカットなどの自宅ケアを行っても改善しない場合は、医療機関で血液検査や毛髪の顕微鏡検査を受け、根本的な原因を特定することが重要です。
