1日に50〜100本の髪が抜けるのは正常とされています。しかし、シャンプー時に過度にブラッシングしたり、頭皮を強くマッサージすると、抜け毛が増えることがあります。過剰な抜け毛は、産後や閉経前後のホルモン変化、遺伝、薬剤、特定の疾患、ビタミン不足などが原因となります。

髪の回転と成長

髪の本数は色によって異なります。茶色の人は約11万本、金髪は約14万本、黒髪は約10万8千本、赤毛は約9万本と言われています。これらの本数を考慮すると、日々50〜100本の抜け毛は自然な回転の一部です。

髪のサイクル

髪は成長期と休止期を繰り返します。約90%の髪が成長期にあり、その期間は2〜6年です。残りは休止期で、2〜3か月続きます。休止期が終わるとその毛は抜け、新しい毛が生えてきます。

テロゲン反応(抜け毛の増加)

ストレスや手術、急激な体重減少、薬剤、極端なダイエットなどが原因で、多くの毛が同時に休止期に入る「テロゲンエフルビウム」が起こります。栄養不足や鉄欠乏性貧血も抜け毛を増やす要因です。また、男性型脱毛症の進行が加速している可能性もあります。

女性とホルモン

出産後3か月ほどで大量の抜け毛が見られることがあります。妊娠中はエストロゲンが高く、毛髪が抜けにくくなるため、産後にホルモンバランスが戻ると一時的に抜け毛が増えます。

乾燥頭皮とヘアカラー

乾燥した頭皮は毛根を弱め、抜け毛を引き起こすことがあります。ヘアカラーの化学薬品に頭皮が反応すると、同様に抜け毛が増えることがあります。

注意が必要なサイン

抜け毛の本数を正確に数える必要はありませんが、普段より抜け毛が増えていると感じたら、医師に相談し適切な対策を取ることが重要です。