心拍音はどこから生まれるのか?
心拍音の仕組み
心臓の拍動音は、心筋の収縮・拡張と、心臓の弁が開閉する音が組み合わさって生じます。
1. 心房‑心室弁(AV弁)の閉鎖
心房が収縮して血液が心室へ押し込まれると、右側の三尖弁と左側の僧帽弁が閉じます。この閉鎖音が「lub(ラブ)」と呼ばれる最初の大きな音です。
2. 心室の収縮と大動脈・肺動脈弁の開放
心室が収縮して血液が大動脈と肺動脈へ送り出されると、圧力上昇により大動脈弁と肺動脈弁が開きます。このときの音が「dup(ダップ)」と呼ばれる2番目のやや弱い音です。
3. 弁の再閉鎖と次の拍動への準備
心室収縮が終わり圧力が下がると、大動脈弁と肺動脈弁が閉じ、再び「dup」の音が聞こえます。その後心室は拡張し、AV弁が再び開いて心房から心室へ血液が流れ、次の拍動に備えます。
要するに、心拍音は心臓内の弁が血液の流れに合わせて開閉する際に発生する音です。
