電気ショックが心拍を止める仕組みとは?
電気ショックが心拍を止める仕組み
電気ショックは心室細動(ventricular fibrillation)を引き起こすことで、心臓のポンプ機能を失わせ、突然の心停止につながります。
心室細動とは
心室細動は、心臓の下部(心室)が高速かつ不規則に収縮し、血液を効果的に送り出せなくなる状態です。通常、心拍は洞房結節(SA node)から発生した電気信号が心筋全体に伝わり、調和的に収縮しますが、外部からの強い電流がこの信号伝達を乱すと、心室が協調せずに収縮します。
電流の強さとリスク
電流の大きさがリスクを決定します。静電気のような微弱な放電は心室細動を起こすほどのエネルギーはありません。一方、送電線や落雷などの高エネルギーショックは心室細動や心停止を引き起こす可能性が高くなります。
その他の心臓障害
電気ショックは心室細動だけでなく、以下のような不整脈や伝導障害も引き起こすことがあります。
- 心房細動(上部心室が速く不規則に収縮)
- 房室ブロック(洞房結節から心室への電気信号が遮断)
- 心停止(全体的な心拍停止)
緊急時の対処
電気ショックを受けた場合、たとえ症状がなくても速やかに医療機関を受診してください。早期の診断と治療が予後を大きく左右します。
