遺伝性心臓疾患とは

遺伝性心臓疾患(先天性心臓欠損や不整脈、冠動脈疾患、心筋症など)は、遺伝的要因により発症する様々な心臓病の総称です。米メイヨークリニックによれば、遺伝性心臓疾患は米国で毎年最も多くの死亡者を出す疾患とされています。

症状

  • 心血管系の疾患全般:息切れ、胸痛、腕や脚のしびれ・冷感・脱力感。
  • 不整脈:心拍数の遅延または頻脈、息切れ、胸のざわめき、胸痛、めまい、失神。
  • 先天性心欠損:皮膚が青白くなる、授乳時の息切れ、体重増加不良、腹部・脚・眼周囲のむくみ。
  • 心筋症:息切れ、めまい・失神、不整脈、疲労感、腹部膨満、足首・脚のむくみ。
  • 弁膜症:疲労感、失神、息切れ、胸痛、足首・足のむくれ、不整脈。

原因

遺伝性心臓疾患は遺伝子の異常が根本原因です。先天性心欠損として出生時に持っている場合や、家族歴により発症リスクが高まる場合があります。メイヨークリニックは、先天性欠損の正確な原因は不明ながら、遺伝子要因、母体の健康状態、妊娠中の薬剤使用が関与すると指摘しています。

リスク要因

家族歴は最大のリスク要因です。親が若年で冠動脈疾患を患っていると、女性は65歳未満、男性は55歳未満で遺伝性心臓疾患を発症するリスクが大幅に上昇します。

合併症

主な合併症は心不全です。心不全は心臓が十分な血液を送り出せなくなる状態です。その他、心筋梗塞や脳卒中、動脈瘤、心停止、末梢動脈疾患なども起こり得ます。動脈瘤は血管壁が膨らむ状態、末梢動脈疾患は四肢への血流不足、心停止は突然の呼吸・心拍・意識の喪失です。

治療

治療は疾患の種類と患者の状態に応じて異なりますが、共通して生活習慣の改善、薬物療法、必要に応じた外科手術が行われます。

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