手足の大量出血に対する止血処置とは?
1. 安全の確保
自分と被害者の安全を最優先に確認します。出血の原因がまだ危険であれば、危険源を除去するか、より安全な場所へ移動させます。
2. 救急要請
すぐに救急医療(EMS)へ電話し、専門的な治療を要請します。出血が一時的に止まっていても、必ず医療機関の評価が必要です。
3. 直接圧迫
清潔な布やガーゼ、手元にある素材で出血部位を直接圧迫します。強く、かつしっかりと圧迫し、止血が確認できるまで続けます。
4. 四肢の挙上(可能な場合)
腕や脚からの出血であれば、心臓より高い位置に挙上します。血流が減少し、出血が抑えられやすくなります。
5. 止血帯の使用(必要なときのみ)
直接圧迫や挙上で止血できない、生命を脅かす出血の場合は、止血帯を最終手段として使用します。
・出血部位の上方2〜3インチ(約5〜8cm)に止血帯を巻き、止血が確認できるまで締めます。
・20〜30分ごとに一時的に緩め、血流を回復させてから再度締め直します。組織損傷を防ぐためです。
・止血帯を装着した時刻をペンやマーカーで明確に記録します。
6. 創部の保護
出血が止まり、安定したら滅菌ドレッシングや清潔な布で創部を覆い、感染防止に努めます。
7. 体温の維持
毛布や衣類で被害者を覆い、体温低下(低体温症)を防ぎます。
8. 落ち着かせる
被害者に安心感を与え、精神的に落ち着かせます。過度な不安は心拍数や血圧を上昇させ、出血を悪化させる可能性があります。
9. バイタルサインの確認
応急処置の知識がある場合は、脈拍や呼吸を観察し、必要に応じて心肺蘇生(CPR)を実施します。
※大量出血は緊急の医療介入が不可欠です。ここで示した手順は、専門医到着までの一時的な止血を目的としています。
