C型肝炎の治療

薬物療法

米国国立消化器病情報センター(NDDIC)によると、C型肝炎に有効と確認された薬剤は現在2つだけです。ペグ化インターフェロン(peginterferon)は免疫系を活性化し、ウイルスの増殖を抑制しますが、単独では約35%の効果にとどまります。リバビリンは抗ウイルス薬で、単独では効果がありませんが、ペグインターフェロンと併用することで効果が約55%に向上します。したがって、リバビリンが使用できる場合はこの2剤併用が標準治療となります。

治療終了後にウイルスが再検出される再燃が起こることがあります。再燃した場合は再治療が検討されます。米国で最も多い1型に比べ、2型・3型は併用療法に対して比較的良好な反応を示します。

その他の治療

米国国立衛生研究所(NIH)によれば、治療期間はウイルスの遺伝子型により24〜48週間とされ、薬剤は継続的に服用する必要があります。しかし、副作用(インフルエンザ様症状、血液異常、うつ症状など)により治療中止する患者は約14%います。治療中は定期的なモニタリングが必須で、必要に応じて抗うつ薬が処方されることもあります。肝移植後にC型肝炎が再発することが多く、これは免疫抑制剤の使用が原因です。

治療上の留意点

妊娠中や妊娠の可能性がある場合、リバビリンは胎児に重篤な先天性障害や死亡を引き起こすため使用できません。治療開始前に妊娠検査を行い、治療中および終了後少なくとも6か月は男女ともに二重避妊を徹底する必要があります。

アルコールは肝臓への負担を増大させ、疾患の進行を早めます。抗ウイルス治療中は特にアルコール摂取を控えるべきです。可能であれば完全禁酒、難しい場合でも1日1〜2杯に抑えることが推奨されます。

肝炎 - 関連記事