ヘルペンテストで偽陽性が出る可能性はありますか?

概要

性器ヘルペスの診断は、検体の培養・抗原検査や部位の視診に基づくことが多く、概ね正確です。しかし、一部のヘルペス検査は偽陽性を招く恐れがあるため、現在は使用が推奨されていません。

IgM抗体検査

かつてはヘルペス感染の有無を判定するために IgM 抗体検査が行われていましたが、米国社会保健協会(ASHA)は現在、以下の理由で使用を中止するよう勧告しています。

  • 性器ヘルペスと口唇ヘルペスを区別できない。
  • 水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)など、他のヘルペスウイルスでも陽性になることがある。

IgG抗体検査

代わりに推奨されるのが IgG 抗体検査です。IgG 検査は感染したヘルペスウイルスの種類(HSV‑1、HSV‑2)を判定できます。

診断確定の限界

IgG 検査で HSV‑2(性器ヘルペス)かどうかは分かりますが、口腔内でも HSV‑2 が感染している可能性があるため、検査だけで「性器ヘルペス」の有無を確定できません。国際ヘルペス管理フォーラム(IHMF)は、抗体検査単体では診断は不十分としています。

確実な検査方法

IHMF が推奨する確実な診断は、ヘルペス潰瘍部位から採取した検体を培養または抗原検査にかけることです。これにより、性器ヘルペス感染の有無を直接確認できます。

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