子どものヘルペスの症状と対策
ヘルペス単純ヘルペスウイルス(HSV)は不治の感染症で、成人だけでなく子どもにも広く感染します。主に性行為での感染が知られていますが、母子感染や日常の密接な接触、食器やおもちゃの共有でも感染します。子どもに現れるヘルペスの症状を把握し、適切に対処することが大切です。
タイプ
HSV‑1:主に顔や上半身に症状が出ます。口唇ヘルペス(口内や唇の水疱)が代表的です。
HSV‑2:主に性器や肛門付近に症状が現れます。性器ヘルペスと呼ばれ、尿時の痛みや分泌物、かゆみ・灼熱感が伴います。
診断(症状の見分け方)
HSV‑1の主な症状は、口周りや唇にできる水疱(いわゆる「口唇ヘルペス」)です。初めての発症は痛みが強く、再発は軽くなる傾向があります。発疹が出る前に、チクチク感、圧痛、頭痛、発熱、リンパ節腫脹などの前兆が現れることがあります。
影響
HSV‑2(性器ヘルペス)の場合、性器や肛門周辺にかさぶたや潰瘍ができ、発熱や頭痛などインフルエンザ様症状が続くことがあります。排尿時の痛み、分泌物、かゆみ・灼熱感、チクチク感なども報告されています。
留意点
子どもは症状が軽微だったり、全く現れなかったりすることがあるため、感染していても気づきにくい点に注意が必要です。
発症までの期間
HSV‑1に感染すると、症状は感染後2日から2週間程度で現れます。HSV‑2の場合、感染後7日以内に痛みを伴う水疱が出始め、通常は10日程度で消えるものの、2週間以内に自然に治癒することが多いです。
誤解と実態
ヘルペスは成人の性感染症として認識されがちですが、HSV‑1は幼児でも一般的です。口唇ヘルペスは水疱が破れると感染性が高く、子ども同士で簡単にうつります。
予防・対策
口唇ヘルペスや発熱性水疱が見られる子どもは、他の子どもへの感染拡大を防ぐため、学校や保育園を休ませることが推奨されます。また、個人の食器やタオル、玩具の共有は避け、手洗いを徹底しましょう。
